
はじめに
MikroTikから2025年9月のニュースレター128号が発行されました。今回のニュースレターでは、Wi-Fi 6を搭載したオールインワンスイッチCRS418-8P-8G-2S+5axQ2axQ-RMや、屋外環境向けのGPERx6など、多様なネットワーク環境に対応した製品が多数紹介されているようです。また、CEATEC Japan 2025への出展情報も含まれており、日本のユーザーにとっても注目すべき内容となっています。
CRS812 DDQ

先日当ブログでもお伝えした400GスイッチCRS812 DDQ(400Gスイッチ、CRS812 DDQ(製品コード:CRS812-8DS-2DQ-2DDQ-RM)がリリースされるようです)について、今回のニュースレターで詳細な情報が公開されました。
価格は1,295ドルで、従来の400G機器と比較して大幅なコストダウンを実現したとされています。「400Gは高価で複雑で手の届かないもの」という従来の常識を変える製品として位置づけられているようです。
用途としては以下が挙げられています:
- トップオブラック/リーフスイッチでの400Gスパインアップリンク
- キャンパスコアでの10Gレガシーと50Gインターフェースの橋渡し
- サービスプロバイダーの集約ノード
- ラボ、AIクラスター、メディアワークフローでの高速East-Westトラフィック
また、CRS812 DDQ専用のアクセサリも同時発表されました:
- DDQ+DA0001: 400G DAC 1mケーブル(79ドル)
- DDQ+DA0003: 400G DAC 3mケーブル(109ドル)
- DDQ+85MP01D: 400G光トランシーバー 100m対応(159ドル)
CRS418-8P-8G-2S+5axQ2axQ-RM

CRS418シリーズの新モデルが発表されました。価格は499ドルとのことです。
注目すべき特徴:
- 16×ギガビットEthernetポート(8ポートでPoE-out対応)
- 管理用ギガビットポート(CPU直結)
- 2×10G SFP+ポート
- クアッドコア2.2GHz ARM CPU、1GB RAM
- 4×4 MIMO デュアルバンドWi-Fi 6
- USB 3.0ポート
- デュアル冗長電源
このデバイスは単なるスイッチではなく、ルーティング、ファイアウォール、CAPsMANコントローラーとしても動作するとのことです。既存のCRS320-8P-8B-4S+RM/CRS328-24P-4S+RMと比較して、CPU性能が3倍向上しているとされています。
Wi-Fi機能については、ラックマウント環境での無線カバレッジ向上のため、アンテナを筐体外に配置するためのピッグテール用穴が用意されているようです。
GPERx6 – 屋外用ハイブリッドケーブル対応スイッチ

屋外環境向けのGPERx6も注目製品です。価格は139ドルとのことです。
主な仕様:
- 3×ギガビットEthernet(PoE-in/out対応)
- 3×10G SFP+ポート
- 3×DC出力
- IP66規格耐候性筐体
- 専用10Gスイッチチップ
この製品の最大の特徴は、ハイブリッドファイバー+銅線ケーブルに対応していることのようです。これにより、電力とデータを1本のケーブルで1-2km程度の長距離伝送できるとされています。
その他の製品
SSD-U2-7-1TB(219ドル) RDS2216 ROSE Data Server向けの7mm U.2 NVMe SSDが発売されました。容量は1TB(実効容量約896GB)で、PCIe Gen4x4インターフェースに対応しているようです。適切なU.2 NVMeドライブの入手が困難な状況を受けて、MikroTikが直接提供することになったとのことです。
イベント情報
TECHRITORY 2025
- 開催地:ラトビア・リガ
- 日程:10月22-23日
- 未発表製品の展示予定
CEATEC Japan 2025
- 開催地:幕張メッセ
- 日程:10月14-17日
- ブース:Hall 4, Booth 4H313
- LIAAがMikroTik代表で出展
Train the Trainer
- 日程:11月26-28日
- 場所:ラトビア・リガ
- MikroTik認定トレーナー養成コース
ユーザー事例紹介
今回のニュースレターでは、システムアナリストのGaryさんによるRDS2216を使用したVeeamバックアップ環境の事例が紹介されています。10台のNVMe SSDをRAID 5構成(1台スペア)で使用し、従来の5倍となる4.5Gbpsの持続書き込み速度を実現したとのことです。CPU使用率は18%程度に留まり、スタッフの出勤前にバックアップが完了するようになったとされています。
ServeTheHome記事の紹介
技術メディアServeTheHomeによるMikroTikラトビア工場の訪問記事も紹介されています。「MikroTikは100GbEや、Annapurna Labs AWS Graviton 1ベースのRDSサーバーで止まるわけではない」として、次世代製品への期待を示唆する内容となっているようです。
詳細な技術仕様や価格については、MikroTik公式サイトでご確認ください。








久しぶりにMikroTikらしい?変態構成な機器が出てきた気がします。
Wi-Fiは日本国内は技適の関係で使用できないまでも、既存のCRS320-8P-8B-4S+RM/CRS328-24P-4S+RMと比較してCPU性能が3倍以上は魅力的な製品になるかと思います。