下手な写真で申し訳ありません。
先日、NTT東日本から提供されることになった小型ONUですが、実際の製品を見る機会がありましたので、Routerboardで使用できるのか確認してきました。
フレッツ光の小型ONUの提供開始について | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本 /
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20150629_01.html
実際の形としてはSFPモジュールの先にONUサービス部分がくっついている形となっていました。
通常のONUに接続する形と何ら変わりがありません。ただのSFPモジュールであるならばRouterboardの得意とするところなので、実際に接続してみました。
ディスプレイの写真をとった形なので見難いかもしれませんが、Vendor NameがNTTになっていることが確認できます。見切れていますが、上部でLinkupしていることも確認できました。確認した機材はCCR1009-8G-1S-1s+になります。
また、安価なPoEスイッチとして販売されている、RB260GSPでも小型ONUがLinkupすることを確認しました。現在提供される形となっているNTTのONUよりはずっと小型でいいのではないでしょうか?
ただし、少し気になった点として、CCRでは速度の低下を感じることは無かったのですが(IPv6によるスピードテストでは600〜800Mbpsほど)、RB260GSPでは200〜300Mbpsほどと,機材による性能差が見られました。スイッチチップなどの問題があるのではないかという感想です。
またRouterboardは相変わらずRA-proxyの実装がなされていませんので、IPv6を使用しようと思うと、かなり面倒くさい設定手順が必要になります。ここが解決してくれれば安価な機材としていけるような気がします。
RB2011などでも検証したかったのですが時間がなく、実際に検証ができませんでした。が、mipsbeの1coreだとあまり速度は期待できない感じではなかろうかと思います。
2015年Q3で販売されるとされるARM Dual CoreのRB3011に期待がかかるところです。
とりあえずは使えることは確認したので、われこそはという方は実際に試してみてはいかがでしょうか?
取材協力:株式会社シーアイオープラス