RouterBoard.com : CCR1009-8G-1S-1S+PC http://routerboard.com/CCR1009-8G-1S-1SplusPC
秋葉原でMikrotik製品を取り扱っている、ヴィゴラスネットさんから、
「CCR1009-8G-1S-1S+PCのサンプルが入荷したよー」と連絡を頂いたので厚かましくも確認しに行ってきました。
写真を見ていただければ分かるように、ラックマウント版のInterface部をそのまま切り出したかのような感じですね。公称だと272mmなのでだいぶ小さく感じると思います。
このクラスだとおなじようなものではYAMAHAのRTX1200と比較すると、若干幅が大きいぐらいのようです。下に比較用に並べてみました。
奥行きはCCR1009-8G-1S-1S+PC(以下:CCR1009-PC)の方がだいぶ短いです(190mm)。
気になるのはヒートシンク部が若干大きい点です。
内部的にはTile-gx CPUからヒートパイプがヒートシンクまで伸びる形になっているそうですが、日本の夏場の環境にどこまで耐えられるか気になるところです。
スペック的にはラックマウント版ではPSUが2個だったのが、CCR1009-PCではサイズ的な制限からか1個に削減されています。
また電源部については、中に収めることができなかったのか、24V2.5AのACアダプター駆動になります。この辺りはRTXの方に軍配があるかなぁと。
またCPUの動作周波数もラックマウント版では1.2GHzでしたが、CCR1009-PCはデフォルトで1GHzにダウンクロック設定されています。こちらについては多分冷却を考慮した形になっているんだと思います。サーバルームなどの冷却が考慮されているような部屋に設置するようであれば、RouterOS側から設定変更ができるので、大きく気にする必要はないとは思います。
とまぁ書かせていただきましたが、だいぶ日本にマッチする機材ができたのかなと(ただしフレッツのIPv6に対応出来ていないのが辛いところなのですが・・・)。
CPUも9Coreなんで割りとパワフルに動きますし、事務所のちょっとしたルーターの代わりにもなったりすると思います。
正式出荷はいつになるのかまだ分からないそうですが、早いうちに販売されてほしいなぁと思いました。
サンプル品を見せていただいたり、写真撮影の許可をいただけたヴィゴラスネット様、本当にありがとうございました。
撮影協力:ヴィゴラスネット