ニュースレター125号(2025年5月)が発行されました

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はじめに

MikroTikから2025年5月のニュースレター125号が発表されました。今回は5G対応の新製品「ATL 5G R16」を筆頭に、以前からあった有線ルーター「hEX S」の更新版、長距離通信対応の「LHG 5 ax シリーズ」など、注目すべき製品が多数紹介されています。

ATL 5G R16(349ドル)

主な特徴:

  • IP66耐候性:雪や水に強い設計
  • 5G + LTE CAT 20モデム:超高速モバイルデータ通信
  • 16 dBi高利得アンテナ:指向性による優れた通信範囲と安定性
  • 4×4 MIMO + Band 28サポート:電波の弱いエリアや混雑した都市部でも良好な信号
  • 内蔵eSIM + MikroTik Connectivity:即座にオンライン接続可能
  • デュアルSIMオプション:MikroTik eSIM、独自のeSIMプロファイル、標準microSIMに対応
  • 柔軟な電源供給(12-56V):ソーラー、オフグリッド、標準PoE対応
  • 価格:349ドル

ただし、いつも通り技適が無いので日本で使用は出来ません。

MikroTik Connectivityの革新性

ATL 5G R16で導入されたらしい「MikroTik Connectivity」は、従来のSIM調達・契約プロセスを大幅に簡素化できるとしています。どうや出荷段階からMikroTikのeSIMが搭載されているようで、それを使うことで通信周りのセットアップを簡単にできるようになるようです。

  1. 従来の課題
    • 屋根にアンテナを設置後、SIMカードを忘れることがある
    • eSIM有効化で携帯電話会社のコールセンターで長時間待機
  2. 新しい解決策
    • MikroTikアカウントにログイン
    • データプランを選択
    • 即座にオンライン接続完了
  3. 想定している状況
    • 建設現場での即座の接続確保
    • 災害対策としてのバックアップ回線
    • 地方でのブロードバンド代替

hEX S(69ドル)

主な特徴:

  • 2.5G SFPアップリンク:高速光回線を最大限活用
  • 5×ギガビットイーサネット + ボンディングサポート
  • デュアルコアARM CPU + 512MB RAM
  • PoE-in(ポート1)& PoE-out(ポート5)
  • USB 3ポート:ストレージ&ファイル共有機能
  • 壁面取り付け対応
  • 価格:69ドル

実用例:

  1. 高速インターネット活用:2Gbps光回線を2.5G SFPポートで受けて、高性能デバイスに配信
  2. クリエイター向け環境:PCを2.5Gで接続し、NASへは1Gポート2本をボンディングで高速ファイル転送

hEX Sは去年モデルもあるのですが、今回はSFPポートが2.5Gに変更されたリフレッシュモデルになっているようです。

ただし、フォーラムでは前世代からパフォーマンスに関して指摘があり、今世代のものも注意が必要なようです。

このパフォーマンスの問題が解決しているようであれば、安物の2.5Gスイッチとしての使用方法も考えられるかもしれません。

LHG 5 ax & LHG XL 5 ax(99ドル/119ドル)

主な特徴:

  • Wi-Fi 6対応:最新の無線規格で高速通信
  • 2モデル展開
    • LHG 5 ax:24.5 dBiアンテナ、最大20km通信
    • LHG XL 5 ax:27 dBiアンテナ、最大30km通信(理想条件下)
  • パッシブPoE電源(12-28V)
  • WPA3セキュリティ内蔵
  • エアロダイナミック グリッドアンテナ設計

活用シーン:

  • 建物間のネットワーク接続
  • 遠隔地へのインターネット共有
  • 既存インフラとの長距離接続

ただし、これについても技適が無いので日本国内で使用することは出来ません。

トピックス:TikTube復活とコミュニティ重視の姿勢

MikroTikは自社でホストするPeerTubeインスタンス「TikTube」を復活させました。これはYouTubeの代替として:

  • 広告なし
  • トラッカーなし
  • 企業クラウドに依存しない
  • MikroTik動画を整理して提供

この取り組みは、オープンソースコミュニティとプライバシーを重視するMikroTikの姿勢を示している、とのことです。

まとめ

MikroTikの2025年5月ニュースレターは、特にATL 5G R16のeSIM統合ソリューションは、ネットワークインフラの敷設コストと時間を大幅に削減する可能性があります。できれば日本国内での展開もしてほしいなぁというのが個人的な思いです。

また、開発中のRouterOS 7.20で上がっていたarm64の128コアなども近いうちに発表されるのかなぁと期待しております。

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