ニュースレター130号、2025年12月号がリリースされました

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はじめに

MikroTikが2025年12月のニュースレター第130号をリリースしました。今回のニュースレターでは、産業用途に特化した製品が中心となっています。

特に注目すべきは、netPower Lite 8PというUPS機能を内蔵したPoEスイッチです。どちらも厳しい環境での使用を想定した製品で、特にIoT分野や監視カメラシステム、産業オートメーションなどでの活用が期待されます。

公式フォーラムでも多くのユーザーから反響があり、特にnetPower Lite 8Pに対する評価が高く、コミュニティでも大きな話題となっているようです。

新製品情報

1. KNOT Embedded LTE4 – コンパクトな産業用LTEゲートウェイ(79ドル)

どんな製品?

KNOT Embedded LTE4は、小型でパワフルな産業用LTEゲートウェイです。もともとコーヒーマシンや自動販売機向けに設計されましたが、あらゆる産業オートメーション用途に適しています。

主な特徴

接続機能:

  • LTE Cat4モバイル通信 – 安定した4G通信
  • Bluetooth – IoTセンサーとの連携に対応
  • GNSS/GPS – 位置情報の取得が可能
  • ギガビットイーサネット – 有線接続にも対応
  • PoE-In対応 – 電源供給の柔軟性

その他の特徴:

  • 2×2 MIMO – 安定した無線通信
  • eSIM + Nano SIM – 柔軟なSIM運用
  • GPIO端子 – センサー連携やモニタリングに利用可能(デジタル入力/アナログ入力/OD出力、すべて24V耐圧)
  • DINレール取付対応 – 産業用キャビネットへの設置が容易
  • RouterOS搭載 – VPN、ファイアウォール、SMS制御・通知、自動化、リモート管理など豊富な機能

2. netPower Lite 8P – UPS内蔵のコンパクトPoEスイッチ(199ドル)

どんな製品?

netPower Lite 8Pは、UPS(無停電電源装置)機能とスマートバッテリー充電機能を内蔵したPoEスイッチです。監視カメラやアクセスポイントに、真の「電源断からの保護」を提供します。

主な仕様

ポート構成:

  • 8ポート ギガビットイーサネット – 802.3af/at PoE-Out対応
  • 2ポート 10G SFP+アップリンク – 高速バックホール接続用
  • 120W PoE-Out電源バジェット – 自動優先制御付き
  • IP54防塵防水筐体 – 屋外使用にも対応

電源関連:

  • 24~57V DC入力(2ピン端子)
  • 最大181W総消費電力
  • 内蔵スマートバッテリー充電器(0.2~1.6A、20~31.7V)
  • UPS自動切替機能 – PoE機器を無停電で稼働
  • 温度センサー内蔵 – バッテリー保護機能付き(1-wireセンサーが同梱)

動作環境:

  • -40°C~+70°C – 極寒から猛暑まで対応

管理:

  • SwOS Lite – 高速でシンプルな管理インターフェース

3. S+31DLC10D – 10G SFP+モジュール(69ドル)

どんな製品?

S+31DLC10Dは、最大10kmの長距離シングルモード接続用の信頼性の高い産業グレード10G SFP+モジュールです。

主な特徴

  • 波長: 1310nm(広くサポートされている)
  • コネクタ: デュアルLC(全二重動作用)
  • 距離: 最大10km
  • DDM(デジタル診断モニタリング)機能搭載
    • 光パワー、電圧、温度、レーザーバイアス電流などの主要パラメータを監視
    • 異常なアクティビティやカスタマイズ可能な動作制限の超過を検出
    • 計画的なアップグレードやメンテナンスのスケジュール設定が容易に

コストパフォーマンス

人気のXS+31LC10Dの基本機能をすべて提供しながら、25G SFP28サポートが不要な顧客には約半額で提供されます。10Gネットワークにとって、賢く予算に優しい選択肢です。

パナマの販売代理店がRDS2216の実力を披露

パナマのLUPOTECH社のAlberto Sánchez氏から、RDS2216の導入事例が寄せられました。

Alberto氏は、4台の1TBハードドライブとアダプタを購入し、MikroTik RDS2216-2XG-4S+4XS-2XQを設置しました。

導入後の感想(抜粋):

「このデバイスは、パフォーマンスと柔軟性において真のパワーハウスです。次世代プロセッサと10GbE、SFP+、QSFP+インターフェースにより、驚異的な効率で大量のトラフィックを処理できます。

私の設置では、RDS2216は高負荷下でも卓越した安定性を示し、最小限のレイテンシを維持し、データフローを完全に制御しました。

最も印象的だったのは、既存インフラとの統合の容易さと、RouterOSが提供する高度な設定オプションです。

MikroTikは、パワー、信頼性、そして非常に競争力のある価格を組み合わせることに成功しました。これは私たちの国で非常に価値のあることです。設置とこのデバイスを稼働させることはやりがいのある経験でした。MikroTikがいかにイノベーションを続け、パナマのような厳しい環境でも、すべての人にプロフェッショナルレベルのツールを提供しているかを直接見ることができました。私はMikrotikコミュニティの一員であり、ここパナマでこのような堅固なソリューションを実装できたことを非常に誇りに思います。」

パナマのような厳しい市場環境でも、MikroTikの最新ハードウェアが実際の成果に結びついている好例です。

コミュニティの要望と今後の展開

今回のニュースレターとフォーラムでの議論から、いくつかの重要なユーザー要望が明らかになりました:

RouterOSベースのスイッチへの移行

多くのユーザーがSwOS製品よりもRouterOS製品を好む傾向にあり、MikroTikは今後RouterOSベースのスイッチに徐々に移行していくことを公式に表明しました。

さいごに

今回のMikroTik Newsletter #130では、産業用途に特化した製品群が発表され、特にIoTや監視カメラシステム分野に注力しているのがよく分かる内容になっています。

一方で上記にも書いたようにSwOSからRouterOSベースの製品に移行していくことなっていくようです。並行して開発することによるコストや、SwOSのみで動作する製品があることによるのはあまり歓迎されなかったと言うことかもしれません。

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