はじめに
Mikrotikニュースレター112号は、2023年4月3日に発行されたもので、以下の内容が含まれています。
- 春に発売される注目の新製品:cAP axと屋外用RB5009
- トレーナー養成講座の予定
- デフォルトパスワードに関する新しい規制
- ユーザーから寄せられたMikrotikセットアップの紹介
- 最新のMikroTips動画
- wAP LTE kitとAerones風力発電機ケアシステム
- その他
春に発売される注目の新製品:cAP axと屋外用RB5009
cAP axは、2.4GHzと5GHzの両方で802.11ax規格に対応した無線LANアクセスポイントです。高速で安定した接続を提供し、最大256台のクライアントデバイスをサポートします。屋内用のデザインで、壁や天井に取り付けることができます。価格は99ドルです。
RB5009は、屋外用のルーターで、10GbE SFP+ポートと1GbEポートを備えています。高性能なCPUと大容量のRAMを搭載し、高負荷にも耐えられます。IP67規格に準拠した防水・防塵ケースで、厳しい環境でも動作します。価格は299ドルです。
CCR2004-16G-2S+ のリビジョンが変わります。
CCR2004-16G-2S+は、特定部品の世界的な供給不足 により、生産が困難になっています。私たちはこの状況に対応するために、USBポートのないバージョンを製造することに決めました。この製品は性能や品質に問題はありませんが、USBポートが必要な場合はご注意ください。
プロダクトコードは変更されていませんが、シリアル番号に「r2」が追加されています。例えば、シリアル番号 123407ABCDEF/313/r2 は、USBポートのないバージョンであることを示しています。
このようなご迷惑をおかけして申し訳ありません。部品の供給が安定するまで、最善の努力を続けます。ご理解とご協力をお願いいたします。
デフォルトパスワードに関する新しい規制
セキュリティ強化のため、今後の規制(EUのセキュリティ規制?)に準拠して、当社のハードウェアにデフォルトパスワードを設定することとしました。既に一部のデバイスには、デフォルトパスワードが記載されたシールが貼られています。デフォルトパスワードは、デバイス本体に貼られたシールに印刷されています。 将来的には、すべてのデバイスにデフォルトパスワードを設定する予定ですが、その展開には時間がかかります。シールを紛失してデフォルトパスワードを確認する必要がある場合は、MikroTikディストリビューターにお問い合わせください。ディストリビューターは、そのような場合に対応するためのツールを提供しています。
ユーザーから寄せられたMikrotikセットアップの紹介
ユーザーから寄せられたMikrotikセットアップの紹介では、Mikrotikの製品や技術を使って実現した様々なネットワークソリューションを見ることができます。例えば、モンゴルでLTEシグナルを拡張するために使用されたSXT LTE kitや、南アフリカで農業用ロボットを制御するために使用されたwAP acなどが紹介されています。
wAP LTE kitとAerones風力発電機ケアシステム
wAP LTEキットは、LTE接続を必要とする屋外環境に最適な無線LANアクセスポイントです。IP67規格に準拠した防水ケースと組み合わせることで、雨や雪にも耐えられます。Aerones風力タービンケアシステムは、MikroTik製品を使って風力タービンのメンテナンスを行うシステムです。ドローンやロボットアームを使って、タービンの清掃や修理を行います。
“何百メートルもの空中に吊るされた技術者が、それぞれのタービンを手作業で操作する 安全性や天候に左右されやすいブレードでも、このような検査や操作を行うことができるようになりました。バンの安全性を確保しながら、子供向けのゲームコンソールを操作するように簡単な操作でメンテナンスサービスを提供します。」と語るのは、Aerones社のCTO、Jānis Putrāms氏だ。