新年明けましておめでとうございます。
今年もRouterboard User Groupを、どうかよろしくお願い致します。
さて、Mikrotik製品で初のARM搭載製品となるRB3011UiAS-RMを入手することが出来ました。
ここでは簡単なレビューをしてみたいと思います。
箱にはRB3011シリーズと印刷されていますが、RB2011UiAS-RMと同じものが流用されているようです。
付属品はゴム足、ACアダプター、ラックマウント金具になります。
蓋を開けた様子です。構成的にはRB2011が踏襲されている形になります。ただし後述しますが、Ethernetが全てGigabitになり、USBも3.0対応になりました。
またパターンだけですが、RB3011UiAS-2HnD(仮称)向けにminiPCIe用のスロットのパターンが残されています。逆に言えばRB3011UiAS-2HnDの無線LAN機能は、miniPCIeカードで実装されるということになると思います。
今回から初の搭載となるARMv7CPUになります。CPU型番的にはIPQ-8064と呼ばれる1.4GHzのデュアルコアのモデルとなります。
ファンレスですが、室温20℃で約33℃で稼働できているので、特に問題は起きないと思います。
お馴染みシリアルポートです。これがあるおかげで最悪IP接続が出来なくなっても救える手段があるというのは心強いです。
電源は24V 1.2Aのものが使用できます。
USB 3.0ポートとSFPポートです。MikrotikはSFPが大好きだから仕方がないにしても、USBが3.0対応になったのは、SMBを使用できるうえでは有利になったと思います。
実測は測ってないので、タブン、そこそこ大丈夫ではないかと。
RB3011ではEther6-10はFast Ethernetでしたが、Gigabitに改善されました。これで日常使用することで困ることは減ると思います。
ブロックチャートです。Ether1-5はバスが2Gbpsに拡張されたので、パフォーマンスの改善が図られています。ether6-10、SFP1については、バスが共有されており、SFPを使用しなければ2Gbps、SFPを使用すると1Gbpsを共有する形になります。
ですので、ネットワーク配線構成は若干考える必要があるかと思います。
というわけで外装レビューをお伝えしました。着実にRB2011からは進化しているので、使い勝手は良くなっていると判断してもよいと思います。
RouterOSについてはまだ作りこみが甘いのか、portのMasiter/SlaveがWinbox/Webfig上から設定できない、CPU周波数表示が取得できないなど細かいところのバグが見受けられます。
とはいえハードウェア自体はよく出来ているので、入手してみても良いかもしれません。
価格は140ドル前後になります。
それではよいRouterboardライフを!