Routerboardの外置きモデルではGPSを搭載したりすることもできますし、またほとんどの人は使ったことが無いと思われる、ExternalパッケージにはGPSパッケージが同梱されています。
以前からGPSは使えるのかなと筆者の方で悪戦苦闘していたのですが、ひょんなことから認識されました。
まずはMikrotikのダウンロードページから、Extra packageをダウンロードします。
Extra packageを解凍し、解凍された中身にあるgpsパッケージをRouterboardへアップロードします。アップロードされたことを確認したら、Routerboard本体を再起動します。再起動後、パッケージが有効になっていることを確認します。
で、今回使用しているGPSユニットは以下のものになります。
心配ならば、Mikrotikからも純正のGPSユニットが出ていますので、こちらを使用する方が良いと思います。
私が購入したのは、AssistNow Online and AssisNow offline A-GPS services. GPS, GALILEO,SBAS (WAAS,EGNOS,MSAS,GAGAN) hybrid engineとなっており、海外の主要なGPSには対応しています。(日本のみちびきには対応していませんが)
Mikrotikの方は、1575.42MHzとしか書いていませんが、GPSのL1に対応しているとのことなので、普通に使用する分には大丈夫なんだと思います。
有効にすると、以下のようにGPSのステータスが取れていることを確認します。
[admin@MikroTik] > /system gps monitor date-and-time: may/05/2019 13:37:11 latitude: N xx xx' xx.xxx'' longitude: E xxx xx' xx.xxx'' altitude: 61.599998m speed: 2.490940 km/h destination-bearing: none true-bearing: 0.000000 deg. True magnetic-bearing: 0.000000 deg. Mag valid: yes satellites: 4 fix-quality: 1 horizontal-dilution: 1.85
ただいつまでもポジションがフラフラしているので、もしかしたら校正が必要なのかもしれません。初期化構文が分かっていないため調査が必要そうです。うまくいけば、NTPの取得などもできることになるかと思います。