先日イタリアのmilanoで開催されたMUM(Mikrotik User Meeting)で、いくつか新製品の情報が公開になっています。
RB1100AHx4
RB1100AHx2の後継製品になるようです。
デュアルコアPPCからクアッドコアARM CPUに変更になったようです。AlpineといえばAmazon.comが買収した会社ですね。NetgearのNASなどでの採用もあるみたいです。
しかし、ただのバージョンアップではなさそうで、ストレージについては大幅に拡充されています。
- SATA3ポート x2
- M.2ポート x2
- NANDから60GB SSDに
他にもIPsecのHWアクセラレータに対応など素晴らしいバージョンアップです。
デュアルPSUに、CPUは1.4GHzから2GHzの可変で対応など、今時らしい感じになっています。
wAP LTE kit
wAPをLTEが使用できるようにカスタムした製品のようです。EUのLTEに対応しているようで、以下のバンド幅に対応しています。
Band:1,2,3,7,8,20,38,40
残念ながら、日本では該当するバンド幅もありませんし、もちろん技適を通過していないので使用することは出来ませんが、日本でも使用できる製品が出てくると面白いのになと思います。
CRS-112-8P-4S
現行のCRS112を拡張して、hEX PoEの4ポートから8ポートになったモデルです。MikrotikらしくSFPポートがついているのがご愛嬌。
PoEについても今までのMikrotikのなんちゃってPoEではなく、802.3af/atに対応しているようです。
電源入力についても2系統用意されているようで、設置についてもこれで困ることはないと思います。
CRS328-24P-4S+RM
CRS224をPoEスイッチにしたモデルのようです。24ポートのPoE製品はMikrotikとしては初めてになるはずです。
こちらもPoEはなんちゃってPoEではなく802.3af/atに対応したものになるようです。なにげについているSFPポートについてはSFP+ということで10Gbに対応しているようです。
こちらもCSSと同じように。SwOSとRouterOSを切り替えられるようで、柔軟に使いたいときはRouterOS、ただのPoEスイッチとして使用したいときはSwOSを使用するなどできると思います。
価格次第ですが、ちょっとおもしろい製品になるのではないかと思います。
他にもいくつか新製品の情報が公開になっていますので、気になる方は是非とも見てみてください。
Opening and introduction, new products by Normunds Rustanovics (MikroTik, Latvia) /
https://mum.mikrotik.com/2017/EU/agenda/EN