前回より一週間程度しか経っていませんが、currentブランチがマイナーアップデートしました。さすがに内容は小幅なものになっています。
更新内容は以下の通り。
RouterOS version 6.41.2 has been released in public "current" channel! Before an upgrade: 1) Remember to make backup/export files before an upgrade and save them on another storage device; 2) Make sure the device will not lose power during upgrade process; 3) Device has enough free storage space for all RouterOS packages to be downloaded. What's new in 6.41.2 (2018-Feb-06 12:29): *) bridge - fixed ARP settings on bridge interfaces (introduced v6.41); *) discovery - fixed discovery interface list change; *) disk - fixed disk related processes becoming unresponsive after unplugging used disk; *) filesystem - fixed situations when "/flash" directory lost files after upgrade; *) ppp - do not lose "/ppp profile" script configuration after other profile parameters are edited; *) routerboard - properly report warnings under "/system routerboard" menu; *) snmp - added w60g support; *) w60g - fixed "/interface w60g reset-configuration"; *) webfig - fixed backup loading from Webfig on RouterBOARD running default configuration; *) winbox - changed default bridge port PVID value to 1; *) wireless - fixed wireless protocol mode restrictions if lockpack is installed and has limits for it;
前回のバージョンで不具合の出ていたdiscoveryについて修正されています。またBridgeインターフェースのARPの不具合も修正。
また、BridgeインターフェースのPVIDがデフォルト値65になぜかなってしまう件も修正されています。
パフォーマンスにかかわる部分については特に言及がないので、問題は出ていないはずです。
ただ、公式フォーラムには少数ではありますが、アップグレード後にboot loopが発生している、と報告している人がいます。筆者環境では発生していないので、発生確率は低いものと思われますが、アップグレードには注意してください。
そういえば記事執筆段階(2018年2月11日)で、Dude関係のパッケージやクライアントソフトのダウンロードができない状態になっています。フォーラムではすぐに修正されるでしょうとなっているので、週明けにはこの状態は修正されると思われます。
ついでに。
rc版については、使用にあたって注意されているとは思いますが、今そのブランチで公開中の6.42rc20ですが、これは問題のあるパッケージです。このパッケージを適用してしますと、ダウングレードもアップグレードも出来なくなる症状が発生する可能性が高いです。
現に筆者環境のCCR1009-8G-1S-1S+と850Gx2でその問題が発生してしまい、Netinstallを実施する羽目になりました。お気を付けください。