[新製品] MUM Europe 2018で報告された新製品について

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4月5日から6日にかけて、ドイツ・ベルリンでMUM(Mikrotik User Meeting)が開催されました。

オープニングではMikrotikからいくつかの紹介が行われるのが恒例となっているのですが、どうやらそこでは新製品について情報公開があったようです。

はじめに

MUMについては上記からどうぞ。

そこには当日のAgendaについて、発表者が了解した資料の一部が公開されています。MikrotikスタッフからのPDFも公開されているのですが、そこには新製品がいくつか掲載されていました。

(ところで今回のMUMの会場、すごいきれいですね・・・ なんかヨーロッパらしい気がします)

新製品について

既存発表製品についてはここでは割愛します。

CRS354-48G-4S+2Q+

ついにMikrotikも40Gbps搭載製品を出してきました。しかも合わせて48Port Gigabit EtherとこちらもMikrotik製品としては初ですね。

CRS3xxシリーズとしては一番上のクラスになるんではないでしょうか。

今のところケーブリングスペックしか書かれていないので、CPUやメモリについては言及がないのですが、現行のCRS317ではArm系のCPU(Marvell 98DX)(2Core)のものが搭載されていますので、たぶんこの系列のものが搭載されるんじゃないかなぁと思います。チップカタログにも40Gbpsについての記載がありますので。

メモリは1GBですが、このあたりはもしかしたら増量される可能性はあると思います。

CRS354-48P-4S+2Q+

先にあげた「CRS354-48G-4S+2Q+」のPoEスイッチ版です。PoEに対応するだけでそれ以外のスペックはCRS354-48G-4S+2Q+と一緒になると思います。

あとは電源出力がどれくらいになるかですね。最近のMikrotikのPoE対応スイッチについては802.11af/at対応になっているので、これもそのあたりは踏襲してくると思います。フォーラムでは「Cisco Universal Power Over Ethernet (UPoE) 」にも対応してほしいという要望が上がったりしていますが、このあたりはどうでしょうか?

画像に少しだけ写っていますが、ケーブルを抑える金具が1つだけ写っているので、電源の冗長は無さそうですね。

CRS305-1G-4S+IN

やはりMikrotikは小型筐体で出してくる製品は面白いと思います。

以前からあった「CRS106-1C-5S」の上位版になると思います。ただ面白いなぁと思うのは、小型筐体なのに10Gbpsに対応しているということでしょうか。(スイッチなどで不足したポートを補う目的?)

あと、AC電源の冗長対応ですかね。

価格次第ですが面白いCRS106-1C-5S はメーカー小売り価格59ドルなので、もしかしたら100ドル前後とかの可能性もあるのかなぁと思っています。

CRS309-1G-8S+PC

先述したCRS305-1G-4S+INの上位版ですね。ぱっと見CCR1009-8G-1S+PCみたいに見えます。

さすがにCPUにTileraとかは搭載せず、CRS3xxと同じMarvell 98DXなArm CPUになるんじゃないかと思います。ただ位置づけとしてはL2よりはL3とかになるのかなと思います。

あと、PCなんでファンレスですね。どっちかというとオフィスなどの居室に置いて活用してほしいということではないでしょうか。

価格的にはたぶんですが300ドルは切ってくるんじゃないかなぁと思います。

CRS328-4C-20S-4S+RM

先述した「CRS354-48G-4S+2Q+」の下位版でしょうね。ただ、特徴的なのはEther/SFPなComboポートが用意されているということでしょうか。ある程度環境に合わせて柔軟に変更できるのは、使い勝手の意味ではよいのかもしれません。

電源冗長なのはありがたいかも。

CRS332-32S+RM

完全にCRS317の上位版ですね。SFP+ポートが16ポートから32ポートになりました。ところで32ポートってスイッチとしては珍しい構成になるんじゃないでしょうか。

PWR-Line AP

コンセントに挿して、他のPWR-Line APに自動的に接続してくれるデバイスのようです。エクステンダーみたいな扱いになるんでしょうか。機能が変わらないのであればMeshネットワークなんかも、ある程度自動的に構築できそうですね。

CRS312-4C+8XG

ついに来ました。Mikrotik初?となる10Gbps Ethernetスイッチになると思います。しかもさらに4portは10G Etherと10G SFP+とのComboポートだそうです。なぜ、スタンダードな構成で良いはずが、こんな変態的構成に・・・

最後に

ここで一気にCRS3xxシリーズを拡充してきました。最近、CRS1xxについては力不足な感じが否めなかったので、ある意味での代替わりになるのでしょう。

これからはたぶんですが、waired製品についてはCRS3xxシリーズが中心になっていくんだと思います。今まで付加価値としてつけていたと思われる、LCDが付かなくなったのはちょっと残念ではあるんですか・・・

今回取り上げさせていただいたCRS3xxについてはCPUについては基本的にMarvell 98DXなArm CPUになると思います。もしかしたら4Core版とかの搭載や搭載メモリ量の上下はあるかもしれませんが、わざわざコストを上げるために、別のCPUを載せてくるとは思えないので。

あと、CRS3xxは基本的にRouterOSとSwOSの切り替え対応製品になるじゃないかと思います。L2スイッチとしては使用する場合はSwOSを、ちょっと幾つかの機能を使用した場合はRouterOSを、ということになるんじゃないかと。

しかし、MikrotikがここでWired製品に力を入れてくるとは思いませんでした。筆者は基本的には無線屋さんの認識でしたが、以前に出したCRS1xxが一気に力不足になったことを認識し、そこそこの期間戦える製品に力を入れてきたということになるんでしょうか。最近は一般家庭でも10Gbpsを導入してくるような気配もありますし、そういうことを反映しているのかなと思います。

最近、RouterOSはセキュリティの問題だったり、RouterOSのバグが多い問題などもあったりで、若干足踏みしている感じもありますが、ここで再度頑張ってほしいと思います。

あと、Mikrotikさん、はやく802.11ac wave2や802.11ax対応製品を発表してください・・・(個人的には非常に期待しているところです。)