先日、開催されたMikrotik User Meeting Japan 2018にご参加いただきありがとうございました。その時の記事は追って書く予定ですので、しばらくお待ちください。
さて、実はMUMのオープニングである「Opening and introduction, new products by Normunds Rustanovics」の中で、Mikrotikの中の人であるNormundsさんが実は新製品の情報について、話しておられました。
じつはその後お話ししているときに、”あの時話していたんだけど、反応がなくて・・・”と言われて、思わず謝る事態になりました。
ちなみに最近よくコンタクトを取っている、@Nest_Wirelessさんは気が付いておられました。
改めて情報をいただきましたのでご報告いたします。
hEX S (RB760iGS)
その名の通り、現行のhEXの機能追加版という扱いになりそうです。
CPUはMediaTekの4スレッドのARM CPU mmips CPUとなるそうです。メモリは256MB、5つのGiga-Ethernetと1つのSFPが搭載される形になります。PoE-Inは802.3af/atに対応、PoE-outは57Vまでいけるそうです。
IPsecのHW暗号化にも対応しており、470Mbps程度のスループットが出るとのことです。あと、MicroSDのスロットもあるそうなので、本当にhEXの上位機種ですね。
対抗的には、Ubiquiti NetworksのEdgeRouter X SFP になるんでしょうか。
価格は約50ドル程度と思われます。
RB450Gx4
長年販売を続けてきたRB450Gの後継機種です。RB450Gって販売から7年ほど経っているそうで、さすがに選手交代になるとのこと。
スペックはARMの4コアになるそうです。メモリは1GB、NAND容量は512MBを予定しています。MicroSDスロットや、PoE周りの機能についてはhEX Sと同じだそうです。
組み込み向けについては、こちらに移行することになりそうです。
予定価格は約70ドルとのことです。
その他
あと無線LAN製品が2つあるのですが、日本での取り扱いはすぐには無さそうなので割愛します。
また、今回の新製品発表に伴い、以下の製品がEOL(End Of Life)だそうです。
EOL | 後継機種 |
RB14e | RB14eU |
RBSXT5HacD2n | RBSXTsqG-5acD |
RB850Gx2 | RB450Gx4 |
この中で日本国内で影響がありそうなのはRB850Gx2ですかね。PowerPC搭載のRouterboardだったのですが、安価なマルチコアなARM CPUには勝てなかったということでしょうか。PowerPC搭載のRBはRB1100AHx4だけになりそうです。
PowerPCだったのはRB1100AHx2でした。申し訳ありません。
hEX SのCPUはmmipsでした。
日本での取り扱い開始がいつになるのか、私は情報を持っていないので、気になる方は販売店さんや代理店さんに確認してみるのがいいかもしれません。