MUM in EUROPE, MARCH 2019でいくつか新製品が発表になっていた

2019-03-28 15:07Blog

筆者、体調不良によりあまり情報収集が出来ていないのですが、3月初めにヨーロッパはオーストリアウィーンで開催されたMUM(Mikrotik User Meeting)で、いくつか新製品が発表されていたようです。

はじめに

開催場所は、Eventhotel Pyramide & Congress Center というところみたいですが、なんかすごい施設です。またフォトギャラリーなども用意されているので、気になったからは確認してみてください。

LtAP

GPSとSIMスロットを搭載しているので、使い方次第では面白い使い方が出来そうな気がします。SIMについては、日本のバンドが対応しているのか気になりますが、以前までの製品だとBand1ぐらいかな・・・

GPSについても、みちびきまで対応していれば言うことないですが、さすがにむずかしいだろうなぁ。あと、技適の問題もあるので、引きあいさえあれば代理店さんが頑張ってくれるかもしれません。

CCR1036 and CCR1016

なんで以前から販売されていたCCR1036とCCR1016がラインナップされているのか思ったら、以下の点が変更になっているのですね・・・

  • コンソールがD-SUBからRJ-45に変更
  • microUSBポートからノーマルのUSBポートに変更
  • 電源が1つから2つへ変更

あとは、たぶん、部品なんかも新しくなっていると思いますが、電源が2つになるのは単純に障害に強くなるので良いですね。あと、オプションになっていますが、48Vにも対応したのは良いかもしれません(工場とかで使えそう?)。

CCR1036-8G-2S+、CCR1036-12G-4S、CCR1016-12G、CCR1016-12S-1S+ など、過去からの製品はこの機会に一新されそうです(CCR1009はすでに電源2個構成などへの対応が済んでいる)。

いつごろからラインナップが入れ替わるのかは不明ですが、夏ごろまでに切り替わるんではないかなーと予想しております。

CRS326-24S+2Q+

CRS3xxシリーズの上位ナンバーになるかと思います。

24個のSFP+と、Routerboard製品としては初になるQSFP+(40G)が2ポート搭載される製品となるようです。

また画像は見つからなかったのですが、CRS332-32S+も用意されるみたいですね。QSFP+は必要ないけど、とりあえず10G SFP+を使いたい方向けになるんでしょうか。

たぶん、この製品もMarvell CPUを搭載してくると思いますが、リファレンス的にはCRS317に搭載された98DX8216ではなく、上位の98DX83xxとかになるのではないかなーと思います。スループットがどの程度なのか気になりますね。

2019年Q3からの販売開始だそうですが、価格も気になるところです。

CRS312-4C+8XG

CRS317の下位ナンバーにあたる製品になると思います。

Routerboard製品としては初となると思われる、10G etherを8ポート搭載する形で、他に10G etherと10G SFP+の兼用ポートが4ポート用意されるものになります。

モノとしてはCRS317-1G-16S+RMそのままですね。インターフェース周りが違うだけで、CPUなどはCRS317と同じになるのではないかなぁと予想しております。

2019年Q2から販売されるそうですが、価格的にはCRS317と近い価格(メーカー価格399ドル、実売価格約300ドル)になるのではないかと思います。

CRS354-48G-4S+2Q+

たぶん、ToR(Top of Rack)的な製品の位置づけになると思います。

40ポート Gigabit etherと、uplinkとしてSFP+が4ポート、QSFP+(40G)が2ポート搭載される形になります。また、Gigabit Etherの方はPoEにも対応するみたいで、ToRスイッチとしてだけでなく、アンテナなどを大量にぶら下げる形でも良さそうな気がします。

2019年後半からのようですが、価格次第ではありなのかなーと思います。

GESP

Gigabit Etherに接続する形になる、サージプロテクタです。タワーおよびサーバルームのどちらでも、とありますが、Mikrotikは外に配置する形になる無線アンテナなどの製品も多く販売しているため、雷などの対応向けの製品、という位置づけになると思います。

価格次第では一つ試しに購入してもいいかな考えています。

CRS318-16Fi-2S-OUT、CRS318-16P-2S+OUT、CSS610-8P-2S+OUT

ポールマウントする形になるユニットで、外に置けるスイッチ、ということになるでしょうか。用途に合わせて3タイプ用意され、以下のようにスペックが違います。

  • CRS318-16Fi-2S-OUT
    • 16 Ethernet ports and 2xSFP uplinks
  • CRS318-16P-2S+OUT
    • 16 Gigabit Ethernet ports
    • 2x SFP+ uplinks
  • CSS610-8P-2S+OUT
    • SwOS only
    • 8 Ethernet ports with PoE out and 2x SFP+ uplinks
    • Will have built in UPS battery support

非常に手ごろな価格で、とわざわざ書いてありますので、アンテナの組み合わせで購入する形が多くなるのかなと思います。

MQS

説明からはイマイチ読み取れていないのですが、WiFi経由や携帯電話からイーサネット専用デバイスを管理する、とありますので、遠隔管理用のゲートウェイ、みたいなものになるのでしょうか。Mobile quick setupともありますので、管理がやりやすくなるのは間違いなさそうです。

Woobmは無線LANの形でしたが、こっちの方が使いやすいかもしれません。

LoRa

IoT向けに使われる、LoRaのゲートウェイ製品だそうです。日本では技適の関係からいきなり使うのは難しそうですが、選択肢として用意されることからもし気になるようでしたら、代理店さんなどに連絡してみるのがいいかもしれません。

そのうちに海外での事例なども出てくると思いますので、見つけたら別の形で皆様に報告出来たら、と思います。

Audience

Mikrotikも昨今流行りになりつつある、Meshルータを出してくるようです。

スペックとしてはごくごく標準的な、802.11ac3バンド、他の5GHzインタフェースでMeshネットワークを構築する形、ユニットにはEtherのポートが2つ用意される、ものです。

またLTE cat.6に対応したスロットも搭載されるとのことで、技適さえ何とかなれば、固定回線が無くても利用できるようになるとのことです。

この辺りからだったら一般ユーザにも使ってもらいやすいですかねぇ・・・

ちなみに、Routerboard製品は最初からMesh機能を持っているので、対応する無線LAN製品があれば実はすぐにセットアップできたりするのですが。

まとめ

2019年も多くの製品が用意されていることが分かります。これ以外にもRB4011については無線LANモデルと搭載なしモデルの2つがラインナップされるようになったりと、家庭用から企業向けまで幅広くラインナップを用意するようになるようです。

AudienceなどのMeshルータなどで家庭用向けもリーチできそうな製品が出てくるので、この辺りを含めて何とか日本に来ればと思っています。

この辺りは代理店さんにも頑張ってもらうのですが、なんとかMikrotik本店にも頑張ってもらって、技適の問題を早く解決できるようになればなぁと一ユーザーとして思っています。

気になることなどあれば気軽にご連絡ください。

2019年8月21日:追記

今さらですが、ニュースレター90号にて、CRS326-24S+2Q+RM、CRS312-4C+8XG-RMが販売開始になったことがアナウンスされました。