全世界的に新型コロナウィルス(COVID-19)の影響が収まるような感じではないですが、いかがお過ごしでしょうか。Mikrotikも勿論その影響を受けているようで、海外のストアなどを見ていると物流に影響を受けているせいか一部製品の欠品が続いているようです。
しかしこの中でもしっかりと新製品を投入してきています。
ニュースレター
今回のニュースレターは以下からダウンロードすることができます。
https://mikrotikdownload.s3.eu-west-1.amazonaws.com/news/news_95.pdfCovid-19 update
先にも書きましたが新型コロナウィルス(COVID-19)の影響でリモートワークへの比重が高まり、さらにその労働はインターネットなど接続を主としたネットワークが重要なため、LTE接続ができる製品やVPNルーターなどの需要が高まっていると予想しています。
hAP ac³ LTE6 kit
少し前に販売されたhAP ac2の後継機種に該当する扱いになるのでしょうか。とはいえ変更点としてはCPUがIPQ4018からIPQ4019に、RAMが128MBから256MB、そしてLTEモジュールが搭載されたぐらいでしょうか。どっちかというとhAP ac2のハイパフォーマンス?モデルのような扱いな気もしますが。個人的にはLTEよりも先にWi-Fi6(802.11ax)の実装をしてくれたほうが嬉しかったです。
価格もぐぐっと上がってしまったのをどう見るかですね。そのうちLTEが未搭載のモデルなんかも出ると思いますがhAP ac2との差別化はどうするのかなぁ。
Details | |
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Product code | RBD53GR-5HacD2HnD&R11e-LTE6 |
Architecture | ARM 32bit |
CPU | IPQ-4019 |
CPU core count | 4 |
CPU nominal frequency | 716 MHz |
Dimensions | 251 x 129 x 39 mm |
License level | 4 |
Operating System | RouterOS |
Size of RAM | 256 MB |
Storage size | 16 MB |
Storage type | FLASH |
Tested ambient temperature | -30°C to 60°C |
Suggested price | $219.00 |
Details | |
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2G Category | Class12 |
2G bands | 2 (1900MHz) / 3 (1800MHz) / 5 (850MHz) / 8 (900MHz) |
3G Category | R7 (21Mbps Downlinks, 5.76Mbps Uplink) / R8 (42.2Mbps Downlink, 5.76Mbps Uplink) |
3G bands | 1 (2100MHz) / 2 (1900MHz) / 5 (850MHz) / 8 (900MHz) |
LTE Category | 6 (300Mbit/s Downlink, 50Mbit/s Uplink) |
LTE FDD bands | 1 (2100MHz) / 2 (1900MHz) / 3 (1800MHz) / 7 (2600MHz) / 8 (900 MHz) / 20 (800MHz) / 5 (850MHz) / 12 (700MHz) / 17 (700MHz) / 25 (1900MHz) / 26 (850MHz) |
LTE TDD bands | 38 (2600MHz) / 40 (2300MHz) / 39 (1900MHz) / 41n (2500MHz) |
CCR2004-1G-12S+2XS
Mikrotikのハイエンドモデルの位置づけになるCCR(Cloud Core Router)の最新モデルが遂に発表になりました。しかもモデルナンバーがついに2000番台になりました。
しかし今まで搭載していたCPUのTileraからAnnapurnaに変更になっています。Twitterに個人的な感想を書いたのですが、多分Tileraのコードのメンテナンスに限界が来たのかなと。実際Linuxのコードのメンテナンスからドロップされていたはずなので。また最近のARM CPUはコミットも盛んですし、なによりAnnapurnaはQNAPなどでも採用があるので、そういう意味では安心かと。
製品の話に戻って・・・
スペック的にはCCR1016-12S-1S+やCRS317-12+1Gの後継機種の位置づけになるんですかね。ただ、メモリは4GB搭載されていますし、CPUも4コアで且つ1.7GHzで動作するため、大量のルールや接続があっても十分に捌けると思います。
Details | |
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Product code | CCR2004-1G-12S+2XS |
Architecture | ARM 64bit |
CPU | AL32400 |
CPU core count | 4 |
CPU nominal frequency | 1700 MHz |
Dimensions | 443 x 224 x 44 mm |
License level | 6 |
Operating System | RouterOS |
Size of RAM | 4 GB |
Storage size | 128 MB |
Storage type | NAND |
Tested ambient temperature | -20°C to 60°C |
Suggested price | $595.00 |
CRS326-24G-2S+IN
CRSシリーズ久しぶりの小型筐体。
位置づけ的にはCRS125-24G-1S-INやCRS226-24G-2S+INの後継でしょう。CRS125やCRS226はCPUとしてmipsbeを搭載していましたがパフォーマンスが全く足りておらず使いにくい上に、ファンレスのため筐体の排熱も不足していて色々と辛い機種でした。
それが他の機種でも実装されているARM 98DX3236が実装されているのでパフォーマンスは大丈夫かと。10GbpsにもCPU的には対応していますし。
とはいえL3スイッチとしての使い方にはCPUは厳しいでしょう。普通にL2スイッチとして使うのがおすすめかと思います。
Details | |
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Product code | CRS326-24G-2S+IN |
Architecture | ARM 32bit |
CPU | 98DX3236 |
CPU core count | 1 |
CPU nominal frequency | 800 MHz |
Dimensions | 285 x 144 x 44 mm |
License level | 5 |
Operating System | RouterOS / SwitchOS |
Size of RAM | 512 MB |
Storage size | 16 MB |
Storage type | FLASH |
Tested ambient temperature | -40°C to 60°C |
Suggested price | $189.00 |
UNII-2 support for the United States and Canada
既存製品の以下の製品についてUNII-2無線周波数範囲のRouterOSでFCC認証を取得し、サポートが追加されました。
- RBSXTsqG-5acD-US (SXTsq 5 ac)
- RBLHGG-5acD-XL-US (LHG XL 5 ac)
- RBLHGG-5acD-US (LHG 5 ac)
- RBLDFG-5acD-US (LDF 5 ac)
- RBDiscG-5acD-US (DISC Lite5 ac)
- RB4011iGS+5HacQ2HnD-IN-US
- RBwAPGR-5HacD2HnD-US-US
- RBwAPGR-5HacD2HnD-US&R11e-LTE6-US
- RBwAPGR-5HacD2HnD-US&R11e-4G-US
- RBD52G-5HacD2HnD-TC-US (hAP ac²)
ServeTheHome: “..best value 48x PoE+ on the market?”
ネットワーク製品の最新ニュースを専門に扱うサイト「ServeTheHome」が「CRS354-48P-4S+2Q+RM」についてのレビューを行っていたようです。そういえばTwitterにも流れてきていましたね。
おそらく、このスイッチのより重要なインパクトは、エコシステムにとって何を意味するかということです。MikroTikは、このPoE+スイッチを使用して、8x SFP+ MikroTik CRS309-1G-8S+INのような、さらに低コストの10GbEスイッチに電力を供給できるようになりました。また、APやIPカメラ、電話などのデバイスへの給電も可能です。CRS354-48P-4S+2Q+RMは、かなり大規模なSMBオフィス設定の基盤となり、導入を大幅に簡素化することができるようになりました。
https://mikrotikdownload.s3.eu-west-1.amazonaws.com/news/news_95.pdf
Another MikroTik switch in a Linus Tech Tips setup
海外のテックブロガーが最近の高速ネットワークが必要になっている現状について言及している中で、CRS312-4C+8XG-RMを使用している場面が出てきているそうで、このニュースレターでピックアップされています。
National Holidays in Latvia until 05.05.2020.
本日?、Mikrotikの本拠地であるラトビアは憲法制定議会選挙の日で、ラトビア憲法が採択された日でもあるそうです。日本も5月3日が憲法記念日ということもあり個人的になんか身近に感じますね。
ちなみにレイバーデイ(労働記念日?)でもあり、この日は祝日ということでサポート等はお休みです。